2002年プラハに移り住んだ絵本画家がチェコでの日々を綴るエッセイ画集。歴史の魅力が生活の中に息づくチェコで、復活祭、謝肉祭、クリスマスから、キリスト教以前の素朴で古い風習まで、季節を彩るフォークロアを中心に活写。芝居や近所づきあいなど今のチェコ人の日常や表現の中から、第二次大戦やその後の冷戦時代の痕跡も垣間見られる。描き下ろしイラスト多数収録。巻末にチェコの年中行事資料も付す。
編集者コメント 何処の国に暮らしても、表現者の目は常に人の暮らしの向こうにある本質を見つめています。2006年から始めたウェブエッセイはこれからも緩やかに続く予定です。
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