田沢湖にはかつてクニマスという魚がいましたが、治水事業の影響で絶滅してしまいます。最後のクニマス漁師・久兵衛さんは絶望に打ちひしがれますが、あるとき卵が全国各地の湖に移植されていたことを知り......。
クニマスという魚はよく知りませんでした・・が、
何年か前、さかなクンがかかわって、絶滅したはずの魚が実は生きていたというニュースがあったことは、記憶している人も多いかも・・。
もともとは田沢湖にいた固有種「クニマス」
ダム建設にあたり、酸性の強い「毒水」を田沢湖に引き込んだことにより、クニマスは絶滅します。
でもクニマスは生きていました!!
クニマスとともに生き、クニマスへの深い愛情を持った人たちによる、
何世代にもわたるクニマス再生のドラマは
本当に感動します。
発見の過程というより
この世代を超えたドラマ部分にスポットを当てたものが本書なのでしょう。
クニマス再発見の過程に興味のある方は
別の本をあたられることをお勧めします。 (やこちんさん 50代・ママ 女の子14歳)
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