ヒバリのぱぴが草原に舞いおりると、小さなカヤネズミのちゅるりが、赤ちゃんを産むために、カヤの葉っぱで巣をつくっていました。やがてその中で生まれた5ひきの赤ちゃんは元気に育っていきました。ところがある時、大嵐がやってきて巣は壊れ、まわりの草もすっかりなぎたおされてしまいました。ちゅるりは引っ越しをするのに良い場所をぱぴに聞いて、新しい家をつくりにいきますが……。(こどものとも452号)
かやの葉っぱで巣作りをするかやねずみのお話。
表紙には、小さなかやの巣から顔をのぞかせている五匹の可愛いかやねずみの赤ちゃん。
ちゅるりは、もうすぐ生まれる赤ちゃんのために、特別丈夫な巣をつくりました。
かやの葉っぱを裂いて細く細くして、それを絡ませて、丸い形を作ります。
すすきの穂を敷いて、ふかふかにして・・・・。
やがて、五匹のちっちゃな赤ちゃんが誕生しました。
お友達のひばりのぴぱもやってきて、喜んでくれます。
ところが、ある日、大きな嵐がやってきて、草も花も、ちゅるりの巣も、なぎ倒されてしまいます。
そこで、引越しをする事になりますが・・・・・・・。
ちいさなかやねずみ達が可愛く描かれています。
嵐におそわれたり、いたちに狙われる場面は迫力があります。
ちいさくて弱い動物が精一杯生きている姿が心に残ります。 (MAYUMIさん 40代・ママ 女の子22歳、女の子20歳、女の子18歳)
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