発行は2000年のものでした。
約20年前に編集されている本なので、当時の対象は小学校中学年以上くらいからかな(?)と、推察しますが、
便利グッツのスマホ〈携帯電話〉を幼稚園児でも使いこなしてしまうような時代になりましたので、自然と子どもたちの読書量も考察力も想像力も衰えてきたように感じる今日この頃…。
この本は、当時の対象年齢の子どもたちには、やや難しいかもしれません。
けれども、妖怪を愛し、深く追求していきたい子どもたちなら、ぜひ一度は手にして読んでみてもらいたい内容になっています。
第1巻は「山の妖怪」特集なので、山や野で出くわす可能性の高い妖怪たちが紹介されていました。
天狗やダイダラボウ、山姥(山爺)以外に覚(さとり)や鵺(ぬえ)なども紹介されていました。
サブタイトルにもあるようにたくさんの絵や写真が載っているので、文字を読むのが苦手なお子さんは、こういう部分だけ拾ってみてもそれなりに面白いかもしれません。
(ただ解説文が長いです)
わたしは個人的に「山童(やまわろ)」の解説が一番面白かったです。
特に「百鬼夜行絵巻」に載っている姿が個性的で笑えます。 (てんぐざるさん 50代・ママ 女の子22歳、女の子18歳)
|