ロッキーくんとおかあちゃん

ある日「ぼく、はだかんぼうや！」と気づいた、柴犬（たぶん）のロッキーくん。
おかあちゃんにおねだりして一緒に買い物に出かけます。
「こんなん どうや？」「みじかすぎるわ」
「おかあちゃん こんなん すきやで」「いぬが ねこきて どないすんねん！」
おかあちゃんが選ぶ服はどれもいまいちで、考えたすえにロッキーくんは自分でちゃんとちょうどいい服を選びます！

関西弁のノリとツッコミが愉快なおはなし「ふくこーてーな」に加え、「ロッキーくんのいちにち」、ある日遊びにき
たあかちゃんに嫉妬してヤキモキするロッキーくんが描かれる「いぬのおにいちゃん」の3話収録。

本書は、しまげさんの絵本デビュー作品。第6回MOE創作絵本グランプリ受賞作の待望の単行本化です。
家族みんなで食卓を囲んだり、おとうちゃんと一緒にお風呂に入ったり、おかあちゃんの布団で眠ったり……。
ほのぼのするロッキーくんの日常は、読めば笑顔になることまちがいなし。

ちょっとお間抜けで、いっしょうけんめいで、素直なロッキーくん。
人情味あふれる関西弁のおかあちゃんと、ロッキーくんの、愛情たっぷりのやりとりに胸があたたかくなる絵本です。
ご家族みんなで笑ってほろりとして楽しんでくださいね！

（大和田佳世  絵本ナビライター）

柴犬（たぶん）のロッキーくんとおかあちゃんが関西弁でくり広げる、くすっと笑えて、ほろりと泣ける人情ストーリーです。

ロッキーはイヌだけれど　子どものようですね