羊飼いメロスは、人を信じることができなくなった王に立ち向かい、処刑を命じられます。覚悟を決めたメロスは、妹の結婚式を挙げるため、親友のセリヌンティウスを身代わりにたて、3日目の日没までに必ず王の元に戻ると約束します。ひた走るメロスの行く手に、あらゆる困難が待ち受けます。不安と後悔にさいなまれ、メロスは立ち止まりそうになるのですが……。
20場面、読み終えてぐったりするくらいの30分近くの紙芝居です。
走れメロスは知っていたけれど、メロスの心情を語り上げる脚本と、この作品の力技に感服しました。
よほど下読み、練習、エネルギーを備えなければ、終わりまで持たないと思われる、高度な紙芝居です。
達成感と感動を得られる紙芝居だと思います。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
|