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子ぎつねのため、身を犠牲にした母ぎつねの愛情を描いた作品。
自分の身を犠牲にして、子ぎつねを助けた母ぎつね。やがて、成長した子ぎつねは、母ぎつねの残したぶどうにめぐりあい…。切なくも、親子のかぎりない愛を描いた名作。
作者坪田譲治さん自身、お母さんが大好きで、お母さんも愛情深い方だったのだと思いました。
お腹が空いた子ぎつねのために美味しいものを探しに行くお母さん。遠くまで探しに行って、お腹を空かせた子どもに、すみませんが一房くださいと葡萄を持ち帰ります。その帰路、我が子に危険が迫っていると知ったお母さん。詳しくはこの絵本には書かれていませんが、その後多分・・・
子ぎつねはお母さんを探しながら成長し、お母さんを感じるぶどうに出会います。悲しくも温かいお話です。
この話の登場人物(?)はおかあさんと子ぎつねだけ。いもとようこさんの描くおかあさんと子ぎつねの優しく、穏やかな表情に癒やされました。 (SNOWDROPさん 60代・その他の方 )
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