黄色、赤、青、黒、白の原色が登場し、自分がどんなにきれいで重要か、自慢を始めますが、子ネコのマックスを交えて、この世界の本当の美しさは、すべての色が混じり合ってできていることに気づいていきます。原画の色分解の段階から工夫を重ねたり、コラージュなど様々な技術を駆使してきた画家デュボアザンが、70歳という年齢になって、この世界の色の美しさの不思議を、とてもわかりやすく親しみを込めて、子どもたちに語っています。本書は、1974年にニューヨーク科学アカデミーの児童書部門賞を受賞。
黄色いネコ そこに現れたのは トラと おひさま
青色のネコ 青い空と海
お話の展開が 不思議で おもしろい発想です
そして 黄色と青が 混ざると 緑のネコに
赤いネコ 赤と青が混ざると 紫
赤と 黄色が混ざると オレンジ色
赤 青 黄色が混ざると 何色 う〜ん こどもたちが 色の実験をしたらおもしろいな〜
そして 黒 白 も現れて 黒猫 魔女
世界は どんなふうかを 見せてくれているんだって
白だけの世界も淋しい 何も見えないもの
世界には いろんな色があって いろんな色のネコがいて いろんな動物がいて 木や 花がある 海や空の青さも おひさまも
色のある 世界のなかに 私たちも ネコも生きているのですね
おもしろい描き方の絵本でした (にぎりすしさん 60代・その他の方 )
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