血はなぜ赤いの? 食べ物はどこへ行くの? ホルモンってなに? 体はなにでできているの? どうやって呼吸しているの? 体はどうやって動くの? 骨って、どんなもの? 体はどうやって成長するの? 体温はどうやって保たれているの? なぜ食べるの? どうやって見えているの? 人はどうやって考えているの? どのようにして病気になるの? どうやって病気はよくなるの? ふだんは当たり前だと思っている、自分の体と人体のしくみがとってもよくわかる、見て、読んで面白い絵ずかん。
『STUFF YOU SHOULD KNOW ABOUT THE HUMAN BODY』が原題。
この「STUFF」というワードが滋味深いです。
邦訳は2019年8月ですが、原書は2017年発行。
人体の仕組みといえば、生々しいイラストの印象がありますが、
本書は工場風の構成で紹介していますので、ツアーガイドといった趣きです。
内容はかなり本格的で、やや詰め込みすぎという印象ですが、
読者のレベルに合わせて斜め読みで概要をつかむというのがよいと思います。
同系統の作品ではあまりお目にかからなかった、発声の仕組みが興味深かったです。
病気や免疫、遺伝、生殖も完備しています。
体外受精までに踏み込んでいるのが現代ならではですね。
最近知った「サイトカイン」もちゃんと解説してあるのでびっくりです。
小学校高学年くらいから大人まで、読みごたえがあります。 (レイラさん 50代・ママ )
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