「おねがいしますっ!」 針を持ってた手をひしとつかまれ、「ひぃ」って小さな悲鳴がのどからもれた。 「助けてください!」
ケガでサッカー部の練習を休んでいた針宮優人は、 クラスメイトの糸井さんによって、強引に被服部の助っ人にされてしまう。 被服部にいたのは、空気を読まない糸井さん、明るく大胆なマスミン先パイ、男子は断固拒否(!)なサンカク先パイの3人だった。 じつは、裁縫が大好きで、得意だったことを見破られた優人は、文化発表会用のドレス作りにまきこまれていく。 ケガを心配して、復帰を待ってくれているサッカー仲間のカイトにはいいだせないまま、被服室に通ううち、優人は、手芸が大好きなのに、一方でそれをはずかしいと思う自分の気持ちにむきあっていく。
ほんとうに好きなことに正直になりたい、手芸男子ストーリー!
我が家の娘が通う小学校は、小学4年生からクラブ活動が始まります。
といっても、週に1時限だけクラブ活動の時間が設けられているという類のものですが。
うちの娘も小学4年生になって、手芸に興味を持ち出しました。
手作りマスクを作り、ぬいぐるみのワンピースを作り、巾着袋を作りと、手縫いでチクチクしています。
まぁ上手いかはさておき(笑)、本人は達成感を感じながら楽しんでいます。
手芸好きな子にぴったりな1冊に思います。 (まゆみんみんさん 40代・ママ 女の子9歳)
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