ここは、せんねん町の、まんねん小学校。どこにでもある小学校だと思うでしょ。でも、ちょっとちがうんですよね。とくに、日曜日は……。 というわけで、今回は職員室のなかまたちのお話です。 「うーん、うーん」職員室の金庫がうなっています。どうやらおなかがいたいようす。とうあん用紙やコピーきが、金庫のおなかの中を見てみると、「こんや、図書館で、おとまり会をします。職員室のみんあで、あそびにきてください」との手紙がありました。差出人は「図書魔女ちゃん」、手紙には「たのみたいことがあります」とも書かれていました。図書魔女ちゃんって、だれ? たのみごとって、なんだろう? 興味津々の職員室のなかまたちは図書館へとでかけますが……。
学校の職員室が舞台ですが、人は一切出てこず、学校の備品や図書館にいる魔女たちが登場するお話です。
児童書らしく、各ページごとに挿絵が入っているので、楽しく読むことができました。
バクのために、子どもに怖い夢を見させようとする図書魔女ちゃんでしたが、なかなかうまくいかず…。
どうなるのかなと読み進めると、楽しい夢でもバクがお腹いっぱいになることがわかるという展開。
思い込みに縛られていてはダメという教訓を感じたお話でした。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子4歳)
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