「100」って、いったいどのくらい?
つみきでいうと、こんになに立派なお城が立つくらい。 きんぎょでいえば、水槽がいっぱいになるくらい。 風船でいうと……。
確かに小さな子どもたちにとって「100」という数字は=「たくさん」。具体的にイメ―ジするのは難しい。でも、その「たくさん」ある感じを写真で見せられるとこんなにワクワクするものなのです! これは発見です。
さらに登場するのは、100個の輪ゴム、金太郎飴、スーパーボールに貝殻、どんぐり。
その中で「1」と「100」の違い、重なった「100」とばらばらの「100」、「1」が「100」になったり、全部同じだけど違う「100」だったり…。何度も読みながら、そのたびに色々な発見をしていく子どもたちの嬉しそうな顔が目に浮かびます。写真絵本だからこそ、瞬時に伝わってくるものがあるのでしょうか。
大人としては、全ての写真を自然光で実際に100個集めて撮影している…という事実にワクワクさせられてしまいますよね。美しい絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
「100」って、いったいどのくらい? “いっぱい”っていうことはわかるけど、イメージしようとすると難しい……。この絵本では、どんぐり、貝がら、輪ゴムなど、子どもたちの身のまわりにあるものを100ずつ集めてみました。積み木が100個あったら、どんなお城ができるかな? 100匹の金魚がおよぐ水槽はどんなだろう? 自然光を生かして撮影された美しい写真で「100」をまるごと感じてください。
つみきが1……ページをめくると、100!金魚も100!スーパーボール!どんぐり!表紙の風船ももちろん100!
色々なものが100あります。
そして、我が家の2歳児は当然のように数えることを要求!
右端から100数えたら今度は左端から…やっと数え終わったと思ったら「もう1回!」のリクエスト。さらに今度は英語でカウントしろと…。
1ページ進むのにとてもじっくり時間がかかるので、読み終わる頃にはママはヘトヘトですが本人はにっこにこです。まあでも、こんな時間も大切かなと思ったり。
そのうち自分でも数えられるようになって、得意げに読んでくれるようになるのでしょうか。いつまでも、一緒に楽しみたいなと思える絵本です。 (ぱそがえるさん 30代・ママ 男の子2歳)
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