EBMの大家 2人の賢者が語る「高齢者医療トピック」
「高血圧は危険だ(心配)」 「140mmHgは高血圧だ(どうにかしたい)」 「血圧は下げるべきだ(下げたい)」
これらの個々の患者が述べる希望や医者が示す治療指針も 「個別性」の話というより,移ろいゆく世の中の ごく一般的な平均値に過ぎないかもしれません
全ての物事が曖昧な中で決まっていく.「適当に」どうにか収まっていくとしたら そこにあるのは「関係性」であって
「血圧は測らなくてもいいし」 「血圧は下げなくてもいい」 「もちろん測ってもいいし」 「降圧薬飲んでもいいし」 「どちらでもいい」
という捉え方も「有り」でしょう
高血圧マネジメントだけでなく,安楽死,ACP,意思決定の在り方など 今医師は,どういう臨床を提供すべきなのか…
今読んでおくべき,アンチな教科書としての「誇り」が,この本にはあります ー
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