シュタイナー教育をご存じでしょうか? 今年(2019年)でシュタイナー学校が創設されて100年。 シュタイナー教育は、教育の世界では モンテッソーリ教育とならぶ知名度を誇り、 オルタナティブ教育の代表格とされています。
授業時に描かれる美しい黒板絵、 教科書代わりのエポックノート、 優しい色彩の教室。 シュタイナー教育と聞いて想起されるのは 穏やかな空間が子どもを包み込むような感じでしょうか。 その一方で、シュタイナーの思想は難解とされており、 シュタイナー教育の全体像を把握するのはなかなか大変です。
そこで本書では、 シュタイナー教育の理念や実践を、 マンガでわかりやすく解説します。 芸術で感性を磨いて直観を育み、 エポック授業で思考の速さよりも深さを追い求める、 子どもが「本当の自由」を獲得するための教育実践。 その概要を、スイスのシュタイナー学校に通った著者が解説します。
【あらすじ】 小学校の教員、八塚早苗は、 「子どもひとりひとりと向き合った教育をしたい」 と考えて教職に就いたものの、 仕事と育児の両立に疲れ気味。
そんなある日、大学時代の恩師・藤本の紹介で シュタイナー学園のオープンデイに参加し、 理想を求める心を取り戻す。 そして早苗はシュタイナー教育について学び始め、 家庭や日々の授業で試行錯誤を繰り返す中で、 子どもたちも、早苗自身も少しずつ変わっていく。
【本書のポイント】 ◎マンガでシュタイナー教育を解説する初の試み ◎「自由への教育」「芸術をつうじた教育」の意味を解説 ◎独自の教育システムと、その背後にある思想について解説 ◎シュタイナー学園卒業生の声も掲載
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