冬のある夜のこと。ウィリアムのもとにつぎつぎ動物たちがやってきます。冬のながい眠りにつくためのあたたかいベッドを求めて。快く迎えるウィリアムでしたが、ベッドはどんどん狭くなり……。
表紙から展開をなんとなく想像して読み始めたのですが、その想像を少し上回る内容でした。
ウィルの重ね着ががだんだんと減っていって、最後にはパジャマだけになったのが、興味深いです。
やっぱり一緒に寝る相手が増えていくと、心身ともに温かになるのですね。
そして最後には自分だけ椅子で寝て、ウィルの温かさが心に響きます。
上質の、心温まる絵本でした。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子21歳)
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