オオアリクイが暮らしているのは、中央アメリカから南アメリカのあたり。 遠くから見ると、どっちが顔で、どっちがしっぽかわかりづらいけれど、細長いほうが、顔なんです。
オオアリクイの赤ちゃんは、ひとりっこ。 生まれてから大きくなるまで、ずっとおかあさんにおんぶされて、どこへ行くにも、おんぶ、おんぶ! どうしていつもおんぶなのかって言うと、敵に見つからないようにするため。 だから、お母さんの体の模様と、赤ちゃんの模様が合体して、赤ちゃんがいるのが分からないようになっているのです。 体の大きさが、お母さんの半分くらいになるまで、およそ1年間も、お母さんの背中で育ちます。 お母さんの背中から降りると、ようやく一人前になっていくのです。
小学校1年生の国語の教科書に登場する動物たちをとりあげたシリーズの1冊。巻末のイラストページでは、特徴や、体の大きさ、住んでいるところ、そして、泳ぐのが上手なことなど、大人が読んでも発見の多い情報が紹介されています。同じシリーズのライオンやカンガルーなどと比べることのできる「くらべよう!」のコーナーもオススメ。ほかの動物と比べることで、オオアリクイへの理解がより一層深まります。
小学校1年生の国語の教科書(下巻)の、「どうぶつの赤ちゃん」(光村図書)「子どもをまもるどうぶつたち」(東京書籍)に登場する動物たちをとりあげたシリーズ。生まれてからひとり立ちするまでを写真とストーリーで構成。教科書にも多く取り上げられている詩人の木坂涼さんによる文章は、いきいきと動物の赤ちゃんたちの生きる姿を伝えます。イラストページでは、くわしいデータや生態を紹介。写真で見せにくいことがらもイラストで解説します。生まれてくるときの育ちの状態の違いや、成長のスピードの違いなど、各巻を比べることで、より深く動物たちを理解することができます。巻末の「くらべよう!」ページは、授業でそのまま使える、書き込み式のワークシートです。 4巻目、「オオアリクイ」では、生まれてからおよそ1年間、お母さんの背中の上ですごす赤ちゃんの成長のようすを紹介します。
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