くらやみがこわい王さまは、国じゅうのくらやみを禁止しました。大臣は、みんなが逆らわないように、くらやみが悪だと宣伝します。それを信じたみんなは明るい毎日に大よろこび。あかりを消すと警察がくることも。やがてみんなはねむくなり、あかりがいやになってきます。大臣たちは楽しい花火パーティーでごまかしますが、くらやみがないと花火は見えません!おかしなさわぎをユーモラスに描いたちょっぴりこわいゆかいな絵本。
暗闇が怖いある国の王子さまは、王様になったら暗闇を禁止しようと決めていました。
そして王様になったその朝に、自分の考えを大臣たちに話しました。
そうすると、大臣たちは言ったのです。
禁止すると国民たちは受け入れません。
だから、自分たちで決めたと思い込ませましょう!!
大臣たちは、暗闇についての噂を流し始めました。
プロバガンダの恐ろしさを、ひしひしと感じる絵本です。
絵本では禁止したのが暗闇という分かりやすいものでしたから、国民たちも自分たちの間違いに気付けました。
ですが、現実の世界では、どうなのでしょう?
間違った情報や噂に振り回されないよう、自分をしっかりと持っていなければと思いました。 (めむたんさん 40代・ママ 男の子20歳)
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