「ひらけ、ゴマ!」で有名なアラビアンナイトのおとぎ話を、イラン出身の画家が絵本にしました。むかし、ペルシャのある街に住むアリババは、盗賊たちがどうくつに宝の山をかくしているのを見つけます。大喜びで金貨を袋につめ、家に持ってかえったアリババ。ところが、金貨がなくなったことに気がついた盗賊たちが、どうくつの秘密を知ったアリババを見つけ出して殺そうとせまってきます……。 イランの実力派・人気若手画家によってえがかれる、奇想天外な物語です。
知っているの「アリババと40人の盗賊」を再読した感が強いので、ことさら新鮮味はないのですが、洞窟のシーンが出てくる度に、こちらをのぞいている顔が気になって仕方ありません。
この絵本の重要なキャラクターのようにも思えるのですが、誰なのでしょう。
アリババを守ってくれている存在なのかと思うと、そうでもなさそうですし、度重なって登場するので、とても印象的な絵本になりました。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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