「最高裁」たる評定所で前代未聞の裁許! 平九郎は巻き返せるか。
出羽横手藩の新任留守居役、宿敵喜多方藩の策謀に苦慮。 剣豪祐筆・上野法賢の秘密。 錣無念流秘剣、熊の爪に、平九郎の必殺剣朧月は……。
爽やかで一本気な27歳! 新シリーズ第1弾!!
出羽横手藩十万石の大内山の城守盛義は江戸藩邸から野駆けに出た向島の百姓家できりたんぽ鍋を味わっていた。 鍋を作っているのは、馬廻りの一人、椿平九郎義正、二十七歳。 そこへ、浅草の見世物小屋に運ばれる途中の虎が逃げ出し、飛び込んできた。 平九郎は、獰猛な虎に秘剣朧月をもって対処……。 さらに十人程の野盗らが襲ってくるのを撃退。これが家老の耳に入り……。
◆ 著者について 早見 俊 はやみ・しゅん 1961年、岐阜県岐阜市に生まれる。法政大学経営学部卒業。会社員を経て作家活動に入る。 著作に「公家さま同心飛鳥業平シリーズ」(コスミック時代文庫)「ご落胤隠密金五郎シリーズ」(徳間文庫)「婿同心捕物控えシリーズ」(学研M文庫) 「浪花の江戸っ子与力事件帳シリーズ」(光文社文庫)「密命御庭番シリーズ」(静山社)など多数ある。 2017年、「居眠り同心 影御用シリーズ」(二見時代小説文庫)と「佃島用心棒日誌シリーズ」(角川文庫)により、第6回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。
◆ 好評既刊 目安番こって牛征史郎 全 5 巻 居眠り同心 影御用 全 30 巻 勘十郎まかり通る 全 3 巻( 二見時代小説文庫 )
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