家族の輪に入れない。友達ができない。仕事で迷惑をかけしまう…。 私はいつもひとりぼっちだった。
不安と自己嫌悪で死にたいと思う毎日の中、 出会った“レジリエンス”。 必要なのは、自己肯定感じゃなかった。
――発達障害の著者が出会った不安との付き合い方。
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大人になって、発達障害の診断を受けた、あめ。 思えば、幼い頃から厄介者の扱いを受け、家にも学校にも居場所がなかった。 その影響で、二次障害(うつ、摂食障害、パニック障害、自傷など)を引き起こし、 「死にたい」と思い続ける日々――。
自己肯定感を持つこともあきらめたあめだったが、 落ち込んで不安になっても折れず、 回復に導く力・“レジリエンス”に出会って、不安との付き合い方を知り、 過去に影響されない自分へと変わっていく。
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しかし、彼女の苦悩の本当の原因は、 発達障害ではなかった。
私を見てほしかった。
一体何がつらいのか、 なぜ生きにくいのか、 一緒に考えてほしかった。
誰でもない母に――。
――彼女が本当に手にしたいと思っていたのは、 母からの愛情だった――。
親からの影響に苦しむ子どもの立ち直りコミックエッセイ。
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