人類はこれまでパンデミックにどのように対峙してきたのか? そして現在のコロナ禍とどのように向き合うべきなのか? 感染症の専門医として現場最優先で国際的に活躍してきた著者が、 パンデミックの知られざる実態を解き明かす。 フランスで発売と同時にベストセラーとなった話題の書!
「誇張された情報」に惑わされないために必読の一冊!
(本書より) 《感染に関しては、病気に感染した人の数で示されている。 そしてもちろん、これは感染を表わす方法として合理的ではない。 というのもこの方法は、きわめて複雑で、何一つ明らかになっていない現象を、 数学に変えているからだ。感染原因のなかには、人から人の場合もあるが、 すべての人間が同じ方法で病気をうつすことはなく……(以下略)》
《ジャーナリストは本来、新しい情報に敏感で、それが仕事である。 一方科学者は自分たちの研究分野が話題になることを望み、 これもいたって自然である。問題は、決定者や政治家の思考形態がメディアに近く、 即効性のあるものに引かれすぎていることだ。》
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