果実の上に葉が生えている、個性的な姿のパイナップル。スナックパインのようにちぎって食べられるのは、小花が集まって集合果となっているから。芽(えい芽、吸芽)を使って栽培し、果実の頭の部分(冠芽)からも育てられる。アナナス科のパイナップルはCAM植物といって昼間は気孔を閉じて水分の蒸散を防ぎ、夜に気孔を開いてリンゴ酸をつくり、それを糖に変えて利用するので乾燥や高温に強いしくみをもつ。大航海時代にふるさとの南米からヨーロッパに伝わったのは芽の強い生命力のおかげ。戦時中、沖縄では戦火をさけてパイナップルの芽を山中に隠し、戦後にそれを使って新たに栽培をはじめた。国内では石垣島や西表島、沖縄本島北部が産地。強酸性で作物生産に適さないとされてきた土壌でこそパイナップルは栽培できる。沖縄は缶詰加工用が主だったが、輸入自由化がきっかけとなり生食用パインの育種がさかんになり一般にも出回るようになった。香り高いパイナップルが世界に広まったのはどうしてか、その歴史や生命力の強さを自分で育てて体験する。
パイナップルの実の中身、仕組みがよく分かる内容です。
これまでそんなに気にしたことはありませんでしたが、パイナップルって中をよく見ると、こんな風に部位が分かれてるんだ!、実は実の部分が集まってるんだ!というのが分かります。
そして・・・ パイナップルの花、初めて見ました。
面白〜い、実物を見てみたい!
パイナップルって種があるんだ、ホントにあるの? どこに隠れてるの? と気になるところがいっぱいです。
それに一番気になったのは、パイナップルの実と冠芽を切り離した後、冠芽を育てられるという事。
とっても面白そうです。
そのほか、パイナップルの歴史や缶詰の話など、知らなかったことがいろいろ載っていて、とても面白かったです。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子10歳)
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