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はじめてのクリスマス

はじめてのクリスマス(偕成社)

人気コンビがおくる、新作クリスマス絵本

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渡”邉恵’里’

その他の方・40代・東京都

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自己紹介
アートや本が大好きで、子どもの頃よりも、今、絵本を楽しんでいます。

膠原病患者です。
(混合性結合組織病、関節リウマチ、シェーグレン症候群)
その他、間質性肺炎、甲状腺機能低下症があります。

読書は安全に楽しめる趣味の一つですが、せっかくなので、インプットだけではなく、アウトプットもしてみようと思い、レビューを書いています。
大人のための読書案内の、参考になればうれしいです。
好きなもの
演芸(落語、講談、浪曲、手品、お笑い、大道芸など)
読書(いろいろな本を読みます)
図工(絵画制作、手芸なども)
アートセラピー
東京の街歩き、下町や銭湯巡り、昔風の建物見学
喫茶店・カフェ
料理、自宅で「同居」しているぬか床とのお付き合い
6月は、梅仕事とラッキョウ漬けに精を出す(予定)
ひとこと
大人も楽しめる絵本を探しています。
図書館内のカフェや自宅でゆっくり、絵本を楽しみます。
絵本は誰でも楽しめるアートで、ちょっとした異空間に安全に旅行できます。
年齢に関係なく、いろいろな本を楽しむ事が好きです。

読書は、私のような持病のある人も、入院中も楽しめるステキな娯楽ですね。

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初期〜2020年ごろまで、読書・レビュー記載分

渡”邉恵’里’さんの声

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自信を持っておすすめしたい 社会派!ゾロリ  投稿日:2024/12/28
かいけつゾロリ(44) かいけつゾロリイシシ・ノシシ大ピンチ!!
かいけつゾロリ(44) かいけつゾロリイシシ・ノシシ大ピンチ!! 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
子分を人質にとられたゾロリが、金貨を取り戻すために大冒険するお話。

2008年刊行。エコな都市をつくると言いつつも、実態は親族との癒着と利益の独占、的外れな目くらましで市民を騙して私腹を肥やしている行政。それと対決する市民たち。
子ども向けのギャグ漫画とは思えない設定で、泥棒一家ゾロリに大冒険させる作者のセンスが素晴らしい。
「誰も使用しない建物」を4つも作るという、凄まじさが笑える。行政関係に知り合いは皆無だが、世間の目はそんなところだと私も思う。

お話自体は、ハラハラドキドキの楽しい展開だが、
お話の本筋とは関係なさげな背景や、設定などに、作者が声を大にして言いたいことが全面的に描かれている気がした。

大人になると、素直に物語を楽しむよりも、作家の意図を探る面白さに目覚めて、斜めに物事をとらえてしまうなあ。
と言いつつも、面白かった。
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自信を持っておすすめしたい 騙されるのは快感か  投稿日:2024/12/18
かいけつゾロリ(43) かいけつゾロリ カレーVS.ちょうのうりょく
かいけつゾロリ(43) かいけつゾロリ カレーVS.ちょうのうりょく 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
バカに安いカレーをめぐって、ゾロリ一家が超能力にあこがれる子どもたちを利用してズルく儲けようと画策するお話。

2008年刊行。
往年の超能力ブーム(ユリ・ゲラーのスプーン曲げなど)を知っている中高年には、いろんな箇所に懐かしい思い出がチラホラ垣間見られる楽しいお話。小学校の給食の時間に、スプーンを無理やり曲げようと頑張った。それは徒労に終わったが、本書に出てくる子どもたちは、少しだけ持っている超能力をフル活用して、活躍している。いいなあ。

ゾロリの食欲・物欲がかなりの超能力として発揮されるのが愉快だ。やっぱり人間は欲求、それも下世話な欲望が一番強く現実に作用するのだ。この泥臭さが、本シリーズの美味しいところ。正直な気持ちの吐露が素敵過ぎる。

最終的にはいい話のようになってしまうのが、泥棒としては不名誉かもしれないが、読者的には安心して子どもに与えられる。なかなか素敵な孝行物語、人情モノとも言える。
バカな設定が満載なのに、どうしてか妙に感動して心が熱くなるのが不思議。それこそ、作者の超能力だ。
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自信を持っておすすめしたい 震災への鎮魂歌  投稿日:2024/11/20
ハナミズキのみち
ハナミズキのみち 文: 淺沼 ミキ子
絵: 黒井 健

出版社: 金の星社
2011年に起きた東日本大震災を経験した母親が、最愛の息子の死を受け入れる過程で生まれた絵本。
一人の少年に鎮魂と平和への思いを託す。

2013年刊行。作者は津波で当時25歳の息子を亡くす。
その後に経験したさまざまな心身症、PTSD等を通し、生まれてきた言葉を紡いだのが本書だという。
本書は澄み切った美しい絵と、純粋無垢な言葉が印象に残る。
筆者が長い歳月をかけて、精製していった想いが、画家を通して結晶化したように感じられる。

短い言葉と、透明感のある素敵な絵の絵本。
誰でもページを開いて読める本ではあるが、内容をくみ取るのには覚悟がいる気がした。
筆者の純粋な思いを受け止められるだろうか。
ともあれ、本書を読んでも読まなくても「生きている」「活かされている」ことに、感謝しようと思った。

私にとっては読むのにちょっと勇気が要った絵本。
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自信を持っておすすめしたい ダイエットあるある特集みたい  投稿日:2024/11/20
かいけつゾロリ(42) かいけつゾロリやせるぜ!ダイエット大さくせん
かいけつゾロリ(42) かいけつゾロリやせるぜ!ダイエット大さくせん 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
前作「大ぐいせんしゅけん」で強烈に太ってしまったゾロリ一家が、スリムな体に戻るべく奮闘するお話。

2007年刊行。ダイエット商戦は時代によって流行り廃りがあり、面白い。このお話に出てくるいろんなダイエット法は、実際に流行したものや、そこからヒントを得て適当に書いたものまでいろいろある。
騙される人もあるし、ダイエットをしていないのに痩せた人もある。ダイエットに関する悲喜劇こもごもが、ゾロリたちを通して心に迫る。(大人の意見)

当事者としては、やせる&ふとるは切実な問題。
あれこれ試しては挫折し、次へと希望をもって明るく朗らかに進んでいくゾロリたちに勇気をもらう。
今回も、いろいろ悪事とは別の才能を花開いて、カッコいい楽しい話でした。妙なところで影響を受けて、私も運動して見ようと思った!
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自信を持っておすすめしたい 昔の某・テレビ番組を思い出して笑った  投稿日:2024/11/20
かいけつゾロリ(41) かいけつゾロリ たべるぜ!大ぐいせんしゅけん
かいけつゾロリ(41) かいけつゾロリ たべるぜ!大ぐいせんしゅけん 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
テレビ関係者にスカウトされて、大食い選手権番組に出演することになったゾロリ一家の雄姿を描いた作品。

2007年刊行。某・テレビ局が「〇〇選手権」を盛んに放送していた時代を思い出せる世代には、小ネタも全てワラえる。
大食いはいろんな人が、いまだに挑戦しているらしい。
あれはどういう体の構造いなっているのだろうか??

作品は、いろんな意味で「意外性」があり、楽しい。
人は見かけによらないという、それをお話のあちこちで表現していて、ワラえる。筆者は本当によく人を観察しているのだと思った。

大食いギャルキャラの女子の、職人根性と向上心が素敵。
ゾロリも負けずにあれこれとやってくれて、ますますいろんな才能が無限に開いて行って爽快だ!
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自信を持っておすすめしたい 生き物の逞しさと尊さがわかる本  投稿日:2024/11/12
水と地球の研究ノート(5) ごみ水路水族館
水と地球の研究ノート(5) ごみ水路水族館 文: 武田 晋一
絵: ボコヤマ クリタ
写真: 武田 晋一
構成: ボコヤマ クリタ

出版社: 偕成社
九州北部の、人が多く住む地域にある水路に、多くの種類の生き物が逞しく住み着いている様子を取材した写真絵本。

2011年刊行。ゴミだらけの水路に大きな魚やザリガニなどがたくさんいるという。お友達からの情報を確かめに行った写真家の、新鮮な驚きや、その後にいろんな調査・考察をした様子が楽しく伝わって来る。
もともと地域に居た生物も、外来種も一緒になって暮らしている。水路は水田の関係で大昔に作られたものだという。
人間の生活が生き物に大きな影響を与えていることがよくわかる。
外来種や環境については、いろんな意見があると思う。
私は個人的には、生き物はどんな生き物も命の尊さは一緒だと思っている。それぞれの生き物が快適に過ごせて、地球や宇宙が楽しくて美しい場所であるようにと思った。

生き物に対する筆者たちの温かい気持ち、真摯な思いが伝わり心がほっこりする一冊。
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自信を持っておすすめしたい 懐かしい虫たち  投稿日:2024/11/12
虫から環境を考える(4) 田んぼでくらす虫たち
虫から環境を考える(4) 田んぼでくらす虫たち 写真・文: 海野 和男
出版社: 偕成社
日本の田んぼで見られる昆虫を特集した写真絵本。

2005年刊行。春〜冬までの季節で行う農作業(米づくり)と、そこにいる虫たちを丁寧に取材して、愛情と好奇心いっぱいの目で撮影した様子が伝わって来る。

自分が子どもの頃は、田んぼがある生活があまり好きではなかったので、そこにいる生き物たちには関心が薄かった。
大人になって田舎を離れて何年もしてから、ようやく田んぼに居たたくさんの生き物たちの豊かさや尊さがわかってきた。
イナゴの一生や、水の中に住む生き物たち、最近は数が少なくなった昆虫など、いろんな角度で生き物をたくさん紹介してくれている。
生き物と楽しく暮らせる世界が素敵だと思えた。
田んぼがある生活は豊かだなあと、素直に思えた。
大人にも読んでもらいたい一冊。
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自信を持っておすすめしたい 人情もの  投稿日:2024/11/06
かいけつゾロリ(40) かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご
かいけつゾロリ(40) かいけつゾロリ まもるぜ!きょうりゅうのたまご 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
母親のもとを離れ、あちこちに冒険してしまう恐竜のたまごを必死に守るゾロリ一家の話。

2006年刊行。およそ盗賊団ならぬ正義感溢れる働きが冴える。長年、ピンチを切り抜けてきただけあり、何があっても奇跡的にどうにかしてしまう。ピンチの神様とチャンスの神様が同時に守っているとしか思えない展開。

恐竜の卵の大きさが、ちょうど運動会の大玉転がしを思わせる。懐かしい冒険ものの映画を連想させる場面や、母子ものの人情噺を思わせる場面や、あれこれ盛りだくさんで飽きない。
あまり書くとネタバレになるからこの辺で。
とにかくページをめくるたびに何か面白いことが起きる絵本ですよ。
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自信を持っておすすめしたい 蝉のカッコよさが全面的に出ていて最高!  投稿日:2024/10/28
虫から環境を考える(3) 都会にすみついたセミたち
虫から環境を考える(3) 都会にすみついたセミたち 写真・文: 海野 和男 武田 晋一
出版社: 偕成社
都会で増えているセミと、減っているセミを観察して、自然環境や人間の暮らし、生き物の生活についていろいろ考えさせられる写真絵本。

2005年刊行。昆虫に詳しい海野和男氏と、いろんな生き物を観察して写真を提供している武田晉一氏がコラボ。
生き物に魅力を感じ、体を張って、あちこちにどんどん冒険して撮影、取材、研究している人たちならではの、具体的で愛情あふれる素敵な雰囲気。
なかなかじっくり見る機会がない「セミ」という生き物の、生い立ち、一生、住む場所、生活全般を大迫力の写真で美しく紹介してくれる。

セミに関しては、都市伝説的にあれこれ噂されるが、本書でセミの素顔・真実が見られる。
生まれたてのセミの幼虫とか、土から出てくる瞬間とか、めったに見えらない場面ばかり。
セミは、重機のようなカッコよさがあって最高。
魂の叫びというか、ロックな見せ場というか、あの大音量の声を聞くと、生きている実感がして妙に夏が楽しくなる。

なんだか楽しい気分になった。
自然も、生き物も大切にして、カッコいいセミが長く地球上で幸せに暮らせるようにしていきたい。
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自信を持っておすすめしたい 上手くいかないことで、上手くいくなんて!  投稿日:2024/10/22
かいけつゾロリ(39) かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん 後編
かいけつゾロリ(39) かいけつゾロリのなぞのおたから大さくせん 後編 作・絵: 原 ゆたか
出版社: ポプラ社
冒険家の娘を助けたご縁で、お宝を探しあてたゾロリ一家が、宿敵の海賊と大乱闘するお話。

2006年刊行。冒険家のお宝さがし、海賊の襲撃、マッドサイエンティストの暗躍、恋愛もの、親孝行と人助け…物語がおもしろくなる要素をこれでもか〜と全部ぶち込んで、ユーモアと小学生にウケるギャグでパンチを効かせて、塩コショウでお味を調えた、素晴らしく楽しいお話です。

意味が分からない人は、本書を実際に買って読んで、内容を確かめてみてください。
面白いけど、あまり詳しく読みどころや魅力を書くと、ネタバレになるのでこれ以上は書けませんが、
いい大人も夢中になって読むほど、楽しさや魅力がいっぱいの素敵な物語りですよ。

日常生活に笑いやユーモアが不足している大人にもおススメします。文字が大きいので、老眼にも優しい親切設計ですよ。ご同輩。
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