ジャングルで始まる、動物たちのおすもう大会。いろんな動物が集まってきました。行司はパンダのぱんだのすけ、呼び出しはつるのつるまるです。
はじめはカバの勝負。「はっけよーい!」のかけ声で睨み合います。ページがさらに開くしかけになっていて、そこを開くと、カバ同士が大きな口を開けている姿が見えます。カバは口を大きく開けた方が強いのです。「きまりてはおおぐちあけ」で勝負が決まりました。
ナマケモノ、くじゃくにライオン……。他の動物たちも、リアルな「勝ち」「負け」の生態があるようです。意外な勝負に驚きながら、美しい色合いの絵としかけを楽しむことができます。 この迫力ある絵を描くのは、『そらのうえうみのそこ』や『きょだいなガチャガチャ』の作者、大橋慶子さん。人気イラストレーターの大橋さんが描く動物たちは、躍動感があってとても魅力的です。ユーモアたっぷりな表情も、見逃さないでくださいね。
巻末には、いろいろな動物たちの勝負図鑑もあります。激しい取っ組み合いの勝負をする動物、技術を争う動物などなど、様々な勝負が紹介されています。 さらには「絵本のどこかのページにかたつむりがいるよ」といったような探し絵のおまけつき。一冊でいろいろな楽しみ方ができる、うれしい作品です。
(出合聡美 絵本ナビライター)
カバの「勝ち」「負け」はどっちが口を大きく開けられるかで決まる?クジャクの「勝ち」「負け」は声の大きさと長さで決まる? じゃあ、ライオンやナマケモノの勝負は……? 動物にはそれぞれ、リアルな「勝ち」「負け」の理由があるのです。 巻末には楽しくってためになる、動物たちの勝負図鑑もついています。激しいとっくみあい勝負を繰り広げる動物や独特のユニークなくらべっこで勝負を決める動物、歌や造形物など、技術の巧みで勝負する動物もいるんですよ。 さあ、絵本を開いて、ゆかいなどうぶつたちの「勝ち」「負け」の勝負の行方を一緒に見守りましょう。 はっけよい!
取っ組み合いではなく、それぞれの動物にあった闘い方で勝敗を決めるというのが面白いです。
きまりては、ろんぐへあ?ってなんだか全然強そうでもなんでもないですけどね(笑)
巻末まで盛り沢山で楽しめる要素てんこ盛りでした。 (lunaさん 30代・ママ 男の子12歳)
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