ギトはかんがえます、わたしだけが「世界」なの? ……子どものこころの歩みを、音楽のように目で聴く、絵物語。
コギトは、目をさますと、さっそく探険をはじめました。むこうがわにいけば、ほんとうのことがわかる。 やがて、ぜんぶを、みつけます──「わたしが世界で、世界がわたしだ!」 大発見でした。 でも?、なにかがゴツン! わたしだけが、世界ではなかった! コギトの人生、はじまりました。
世界とであい、「ひと」とであう。みずみずしい「生きること」のはじまりを歌う、イギリスの気鋭の絵本作家、ディーコンとシュワルツの創成物語。 前作『ぼくは むくどりのヘンリー』(ぷねうま舎刊)につづく、ちいさな哲学者のためのおはなし。
コギトは小さな存在ですが、最初見える範囲すべてを把握したことで、世界を知ったと考えます。
小さな足、くちばし、つばさ。
そこはそれで全てでした。それが世界でした。
ふとした瞬間、コギトは気付きます。
この世界の他にも世界があるのかもしれない。。
ヒナ誕生日の話と片付けてしまっては勿体ない。
子供から大人になる過程で何度も経験した、この冒険は
生きることそのものでした。 (朝枝ナオさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子2歳)
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