万国の労働者よ、駄々をこねろ!
コロナ禍でさらに屈折する現代の労働倫理や規範意識。 「はたらかざるもの、食うべからず」。私たちはなぜ心身を消耗させながら、 やりたくない仕事、意味のない仕事に従事し、生きるためのカネを稼ぐのか。 社会からはいつでも正しい生き方や身の処し方が求められ、 もっと頑張れ、努力しろと急き立てられる。そこから逸脱すれば落伍者。そんな世界は正常か? 気鋭のアナキスト文人が、フーコーからグレーバー、 『古事記』から『鬼滅の刃』、果ては近所の野良猫までをも俎上にあげながら、 資本主義の絶対的な権力性を背景にした労働倫理を相対視し、 そこから踊るように抜け出す道を拓く。未来をサボれ!
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