マッシュポテトから生まれたころくまくん。そのままでもかわいいのに、えびフライのえびせんにんさまに出会い、そのこんがりした姿にあこがれ、コロッケ修行をすることに!
小麦の粉の嵐、溶き卵の池、パン粉の砂漠。そして、油の温泉!? そう、なんとコロッケ作りの手順そのものが「修行」。ころくまくんががんばって次々クリアしていく姿に、ついつい応援に熱が入ります。でも最後の油の温泉って、ちょっと怖い……。この難関、ころくまくんはどう突破する!?
春は子どもたちが新しい環境に一歩踏み出す季節です。そんな時に、思い切って一歩一歩進むころくまくんの姿は大きなエールとなるでしょう。 ころくまくんを応援する、先輩のあじフライくんとトンカツくんや、えびせんにんさまの的確な励ましの言葉も心強いですね。
立派にコロッケになったころくまくんの雄姿をぜひ見届けてください。
(中村康子 子どもの本コーディネーター)
マッシュポテトから生まれたころくまくん は、こんがりおいしそうになりたくて、しゅぎょうをすることになりました。 小麦粉のあらしをぬけ、溶きたまごの池をくぐり、パン粉の長い坂を転がって、そしていよいよ……?! えび仙人や、あじフライくんたちも登場!新しい世界にとびこむドキドキがいっぱいの絵本です。 はじめてのことに挑戦する姿を一緒に応援したくなる、とっても楽しい、たべものユーモアえほん!!
おいしそうな揚げ物になるために、修業をするコロッケのころくまくんがとてもかわいい絵本でした。
揚げ物に使う小麦粉、溶き卵、パン粉、油が、なかなか厳しい修業の役割を果たしていて、読みながら「なるほど?」と唸ってしまいました。
これから揚げ物をするときに、「修業、がんばれ?」と感情移入してしまいそうです笑。 (ちびっこおばちゃまさん 40代・その他の方 男の子4歳)
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