ドイツのグリム兄弟が、今から約200年前に集めた昔話を本にした、今なお世界中で親しまれている昔話集。本巻には、「赤ずきん」「灰かぶり」など、時代と文化の違いを超え、各国で親しまれている25話を収録。
■下巻目次
赤ずきん こびとのくつ屋 灰かぶり ワラと炭とそら豆 ヘンゼルとグレーテル 金のガチョウ ミソサザイとクマ 森の中の三人のこびと ガラスのびんの中のばけもの 三枚の羽 ヨリンデとヨリンゲル 三つのことば 金の鳥 まずしい人とお金持ち 名人の四人兄弟 ロバの王子 悪魔のすすだらけの兄弟 千匹皮 ゆうかんな仕立屋さん 六羽の白鳥 かしこいお百姓の娘 ハチの女王 マレーン姫 星の銀貨 ふたりの女王
感想を書こうと思って、ナビ内の検索をしたら、すごい数の「グリム」が上がってきました。
さすが、グリム童話!!改めて、グリム童話のお話のすごさ、作品の多さを感じました。
グリムの作品はいくつか読んできましたが、このシリーズは読んだ感触が、物語の翻訳が「語り」の形に近く(たぶん、原文に近い?と、勝手に解釈しています)、作家(翻訳家)が物語を膨らませる説明文がとても少なかったように感じました。
なぜ、この本を手にしたかというと、収められている話の中で、読んでみたい作品があったからです。
想像していたより、ずっと面白かったです!
そして、出久根育さんのイラストも見ごたえがありました!!
岩波少年文庫から出ていますので、子どもたちの目線から見ても、読みやすい作品になっていると思います。
知っているようで、意外と知らない昔ばなしも入っていますので、機会があったらぜひ、子どもたちに読んでもらいたい作品です。
出版社からのお薦め年齢は、小学校中学年くらいからでした。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
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