中国4000年の歴史の中の、ほんの100年の物語。戦乱ふきあれる混沌の時代に、中国の覇権をめぐって、歴戦の武将たちがぶつかり合っていた! マンガに、アニメに、映画に、ゲーム。一度入ったら抜けられない、奥深さ底なしのエンターテイメント。それが、三国志!
だけど、登場人物が多すぎ! しかも、キャラクターの名前がほとんど、むずかしい漢字二文字って……。ただ読むのだってややこしいのに、覚えるのなんて、ぜったいムリ。
わかる、わかります。だけどこんなにも古くから、多くの人に深く愛され続けている三国志。よっぽどおもしろいにちがいないのに、あきらめるのは、もったいない!
「キャラ絵で学ぶ!」シリーズの最新刊は、おもしろいのはまちがいないけど、ちょっとややこしい三国志を、やさしく、くわしく、徹底解説していきます。
赤壁の戦いに、桃園の誓い。聞いたことはあるけど、じっさいどんなエピソードかは知らない、あんな名場面や名ゼリフもたっぷり!
シリーズ恒例、登場人物たちがユーモラスなキャラクターとしてイラスト化しているのはもちろん! キャラクター同士の相関図や、それぞれの勢力の動きをあらわした勢力地図が、おおきなエピソードごとに描かれていること。 それぞれのキャラクターが属する勢力ごとに、服装が色分けされていること。 そうした、目で見て理解を深めるための工夫が、ふんだんに盛り込まれていているのが特徴です。 漢字はむずかしいけど……これなら、それぞれのキャラクターがどこのだれなのか、ちゃんとわかる!
また、思わずだれかに話したくなる、三国志にまつわる豆知識を教えてくれるのも、うれしいみどころ。
紙芝居も、おまんじゅうも、あの孔明の発明ってホント? 『破竹の勢い』や『苦肉の策』って、三国志由来の言葉だった!
「三国志ってぜんぜん知らない」なんて人も、実は三国志由来のものには触れているんですね。
だれもかれもを夢中にさせる三国志。この一冊があれば、その入り口が小説でも、ゲームでも、アニメでも、怖いものなしです! あらたに三国志の世界に足を踏み入れる人にも、登場人物の多さや名前のむずかしさのために一度あきらめてしまった人にも……そして、あらためて三国志全体を復習してたのしみなおしたい、三国志好きの人も満足させてくれる、オススメです。
(堀井拓馬 小説家)
中国の魏・呉・蜀の動乱時代を描いた「三国志」は、何度もゲームやアニメ、漫画にされる日本人に根強い人気のコンテンツです。本書では、小学生に大人気のイラストレーターいとうみつる先生が描いた可愛いキャラ絵で、その登場人物やストーリー、逸話などをわかりやすく解説。子どもはもちろん、三国志は登場人物が多すぎてよくわからない、これまで食わず嫌いで…という大人でも、楽しみながら三国志マスターになれる1冊です! 「日本一生徒数の多い社会科講師」として有名な伊藤賀一先生に監修に入っていただき、上質な内容を担保しています。※小4以上学習の漢字には、ページ初出にルビあり。
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