希少なカヤネズミの貴重な暮らしぶりに密着
日本一小さなネズミ、カヤネズミ。体長はわずか6センチ、体重約7グラム。大人の親指ほどの大きさで、かつては草原で多数見られましたが、最近ではすみかの減少とともに希少動物となりました。そのカヤネズミに密着約5年。今では写真に収めるのも大変というこの動物の、生態を見事に切り取りました。こんなにもたくさんの自然の姿は、おそらく本邦初。カヤネズミの、子育て、巣づくり、食事の姿をぜひお楽しみください。
【編集担当からのおすすめ情報】 カヤネズミはかつては人家の近くの草原に数多く生息し、めずらしくない動物だったらしいですが、現在ではすみかとなる草原の減少に伴い、希少動物となっています。 このカヤネズミに5年間密着して撮影された写真は、どれも自然のままの生き生きとした姿で、たっぷりと時間を掛けて撮影を楽しむ「しあわせ動物写真家」福田幸広さんの真骨頂でしょう。 カヤネズミの特徴といえば、草原に浮かぶように作られる、草で編んだまるい巣。同じように見えても、巣の役割に応じてその様子はさまざまです。また、一年中くり返される出産と子育ての場面も、長期間密着したからこそ撮影出来た貴重なシーン。それ以外にも、今までよく知られていなかったカヤネズミの、驚きの暮らしぶりが満載です。 小さな体で奮闘するカヤネズミの、かわいくてたくましい姿を、ぜひお楽しみください。
表紙のつぶらな瞳と目があって、引き付けられるように手に取りました。
草はらが住処で、冬眠せず、一年中繰り返し子どもを産み育てる日本一小さなねずみ、カヤネズミ。嵐やカマキリなどの捕食物から子供を守るため、巣から巣へ子どもをくわえてせっせと移動する姿は頼もしい限りです。
長い間をかけて撮影しているところが素晴らしいと思いました。 (クッチーナママさん 50代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子15歳)
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