トントントン……台所でお料理を作りはじめたようです。「たまごを こんこん」。「ぱっかーん!」と割れると、中からお月様みたいな黄身がとろんと出てきます。次は「たまねぎを (包丁で) ざくっ」と真っ二つに。「ぱっかーん!」と割れると、あら、たまねぎの断面ってこんなおもしろい形をしているんだ。 「ぱっかーん!」とユーモラスな音(オノマトペ)を繰り返すたびに、色々な食材がダイナミックに形を変えていく。赤ちゃんは、耳で楽しみ、目で驚き、次第に鮮やかに描かれた食材たちに興味を持つことでしょう。 さあ、今日の献立は何かな。離乳食に慣れてきた1歳ごろからおすすめしたい食べもの絵本です。
さく/砂糖 ゆき 宮城県出身、神奈川県在住。東北芸術工科大学 グラフィックデザイン学科卒業。パッケージデザイン会社でデザイナーとして従事した後、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして独立。 あたたかなタッチでおいしそうな食べものを描くことを得意としている。主な仕事として、月刊誌「婦人之友」(婦人之友社)の表紙画(2020、2021年度)、毎日新聞購読者向け冊子「私のまいにち」(毎日新聞出版)の表紙画(2020年度?)を手がける。
食べ物がぱっかーん!
包丁でぱっかーんと切った断面の
絵が描かれています。
レタスを手でちぎってぱっかーん!
いろんなものがでてきますが
最後のページで全部調理されていました。
絵が触りたくなるような
そんな色あいになっていました。 (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子14歳)
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