「喫茶たまゆら」は、並木通り商店街にある、町でひょうばんの喫茶店です。 ある日、店主のタマユラさんは、お客のヨルさんというおばあさんから黒いカバンをあずかりました。おそるおそる開けてみると、はいっていたのは、なんと “魔女の持ちものセット”。 しかもタマユラさんは、気づかないうちに、魔女のふしぎな能力をみにつけていました。相手が動物でも植物でも道具でも、名前をつけただけで、たちまち話せるようになっていたのです! とつぜん “にわか魔女”になってしまったタマユラさんと、カバンからとびだしてきたなかまたちとの、にぎやかな毎日がはじまりました。
タマユラさんは魔女初心者ですが、町のひとや動物たちの悩みを解決するために、つかい魔や魔法道具たちと協力して一生けんめいがんばります。わたしになんか無理! と思うようなことでも、やってみないとわかりません。 ちょっとなつかしい喫茶店を舞台にくりひろげられる、心あたたまるおはなしです。
『アヤカシ薬局閉店セール』で産経児童出版文化賞・JR賞を受賞した著者の、おみせやさんシリーズ最新作。
9歳の息子が気に入った感想です。
たまゆらさんがヨルさんにもらったいくつかの
アイテムに名前を付けたら
急にしゃべれるようになったり、
ハトなどの動物につけても
しゃべれるようになって
ちいさな事件を解決していくお話が
おもしろかった。
最後には、ちゃんとアイテムを返したと思ったら
ヨルさんも店員になっていて、
すっごいびっくりした。 (まことあつさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)
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