文・絵・音でおどろき、楽しめる歌舞伎絵本
中村壱太郎さんが文を、くまあやこさんが絵を、そして尾上松也さんが朗読を担当された豪華歌舞伎絵本! 歌舞伎俳優の中村壱太郎さんが子どもたちに向けてわかりやすく書きなおしたお話に、人気イラストレーターくまあやこさんが歌舞伎の美しさを表現したイラストをつけました。アプリからは歌舞伎俳優尾上松也さんの読み聞かせも聞くことができ、文と絵、音の3つの面白さを楽しめる内容になっています。 歌舞伎の解説・豆知識も収録しています。
『狐忠信』は歌舞伎の三大名作のひとつ『義経千本桜』をもとにしたお話です。兄・頼朝に追われた源義経は、恋人の静に佐藤忠信というおともをつけ、ふたりはべつべつに逃げていくこととなります。忠信の奮闘もあり、数年後、義経と静はぶじに再会をはたしますが、旅の途中、忠信にふしぎなことがあったといいます。そのふしぎなこととは……。
狐忠信は「義経千本桜」の中でも好きなエピソードです。
親を慕う子ぎつねに胸が熱くなります。
満開の桜の場面が美しく、子ぎつねは可愛らしく描かれています。
鼓という楽器がわからない時は、巻末の解説がおすすめ。
何ヵ所も活字が斜めになっていますが、私には読みにくく残念でした。
音声アプリで聞ける尾上松也さんの読み語りが素晴らしいです。
鼓の音や拍子木の音も加わり、歌舞伎らしさが味わえました。 (みいのさん 60代・その他の方 )
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