私たちの身近なおやつ、みんな大好きチョコレート。普段何気なく口にしていますが、どんなふうに作られているかは、なかなか目にすることができません。こちらの絵本では、原料のカカオから板チョコレートができるまでが、美しい写真としかけ画面によって分かりやすく解説されています。その工程を順を追って見学していきましょう。
チョコレートは、南の暑い国で取れるカカオの実から作ります。ページいっぱいにカカオの実を実物大の写真が。中はどうなっているのでしょうか?しかけ部分をさらに開いてみると、カカオの実の中身が出現。中に種がいっぱい入っているのがわかります。
カリッとかわいたカカオ豆は、船に乗せられ、遠く日本まで運ばれてきました。いよいよ工場で、私たちが知っているチョコレートに変身します。すりつぶされ、滑らかになったチョコレートは、冷し固められて板チョコレートに。チョコレートになるまでに、カカオ豆が何度も何度も変身することがわかります。この絵本を読めば、きっと「チョコレートっておもしろい!」と感じるはずです。
ひさかたチャイルドの「しぜんにタッチ!」シリーズの1冊。身近な動・植物を美しい写真と分かりやすい文章で解説した人気シリーズです。ちょっと変わった切り口なのもいいですね。生き物や食べ物などジャンルは様々。いろんなテーマが楽しく学べるので、他の作品もぜひチェックしてくださいね。
(出合聡美 絵本ナビライター)
原料のカカオから板チョコレートができるまでを、豊富な写真としかけ画面を使いながら、順を追ってみていきます。原料が変化して食べ物になるふしぎ、そして社会の仕事にも目が向く絵本です。
きれいな写真で楽しく学べる「しぜんにタッチ」シリーズがだいすきで、新しい絵本を見つけるたびにいろいろと読んでいます。
カカオの実がどうやってあのおいしいチョコレートになるのか、その過程を順序だって教えてくれます。
とても分かりやすくて楽しい内容です。
そしてやっぱり、チョコレートが食べたくなります。
(クッチーナママさん 40代・ママ 女の子20歳、女の子17歳、男の子14歳)
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