ぼくとクッキーはとっても仲良し。それなのに、今日、ぼくたちケンカしちゃった!
「もう いっしょに あそばない。」 「ぼくも ぜったい あそばない。」
さっきまで楽しかったのに、さっきまで友だちだったのに、今はちがう。それに明日はクッキーと遊ぶ約束がある。どうしよう。それでも次の日、約束の場所に向かった「ぼく」は……。
どんなに仲が良くたって、大好きな友だちだとしても、ケンカしちゃうことってあるよね。好きな気持ちは変わらないはずなのに、仲直りをするのって意外とむずかしい。ちょっとは自分が悪いってわかっているけど、でも相手があやまらないから、ぼくもあやまらない。でも黙ったまま遊ぶのって、なんだか変だし、なんだかさびしいし。
誰もが経験する、こんなもどかしい気持ち。今年絵本作家デビュー30周年を迎えられるかさいまりさんが、短い言葉と美しい絵の中で優しく繊細に語ります。ケンカしちゃったけど、約束は守るふたりの姿の愛らしいこと。そばにいるのに、どうしても声をかけられないふたりの姿を見守りながら、子どもたちはどんな気持ちになるのでしょう。「なかなおりの方法は、たくさんあるよ。」絵本から、応援する声が聞こえてくるようです。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
仲良しのともだちとけんかした! どうしよう、なかなおりできるかな……。誰もが経験するもどかしい気持ちを、短い言葉と美しい絵で綴ります。
ケンカして気まずくなった、ぼくとクッキーのお話です。
本当は嫌いじゃない二人だから、お互いに気になっている姿てが、端から見ていると微笑ましくて切なくて応援したくなりますね。
こんな事を繰り返して、きずなを深めていくんだよね。
言葉がなくても心が通い合う二人の関係が素晴らしいと思いました。
でも、最後に声をかけあって仲直りを確認できていることを見のがさないでね。
重要ポイントです。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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