コロナ禍、教員の多忙、複雑化する子どもたちを取り巻く課題等、さまざまな困難を抱える学校で、どうすれば現場から子ども・教師の「幸せ」をめざせるのか……。 その思いから、教育界でも広まり始めた「ウェルビーイング」をいちはやく学校現場に取り入れ、理論に基づいて実践を進めてきた平方北小学校では、2年間の実践で、●「学校が楽しい」子どもが97%、●学力が伸びた子どもが増加、●欠席率が劇的に改善、●異動希望の教員がゼロ、●教員の健康診断の結果が良化、等、目に見えてその効果が現れています。 ウェルビーイングの第一人者であるタル・ベン・シャハー博士や、「幸福学」の第一人者の前野隆司教授から直接学んだ著者が、精神論ではなく、科学的に証明された理論に基づいて「ウェルビーイング」な学校をつくった平方北小学校の実践を紹介します。
【目次】 序章 なぜ学校にウェルビーイングの考えが必要なのか? ――学術的な理論をもとに、「幸せ」な学校づくりを考える 1章 Whole-being――総合的なウェルビーイング(持続可能な幸せ) 2章 Spiritual Well-being――精神性を高める 3章 Physical Well-being――心身ともに健康である 4章 Intellectual Well-being――好奇心をもって探求する 5章 Relational Well-being――よい人間関係を保つ 6章 Emotional Well-being――豊かな感情を育む 終章 「ウェルビーイングな学校づくり」の現在地とこれから おわりに 〜私の願い【ウェルビーイングな学校づくり】を日本中に〜
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