外国にルーツを持ち、日本語を第二言語とする子どもたちの「言語」の課題に正面から向き合い、考えるための9章を収録。小学校での実践、日本語力の評価、日本語教材、継承語の育成など、それぞれ第一線の専門家がやさしく解説。
■「はじめに」より 本書は、日本語教育を学ぶ学生や教員免許取得を目指す学生にとって、「子どもの日本語教育」について知るための初めの一歩になればと思って企画しました。また、すでに教職についている学校の教員や、地域社会でJSLの子どもたちを支える支援者にとっても、本書が日頃の指導や支援を見直すきっかけとなればと考えています。
■目次 第1章 公立小学校での「子どもの日本語教育」を知る 第2章 日本社会の中の「子どもの日本語教育」を知る 第3章 子どもの日本語力を評価する 第4章 子どものための日本語教材を使う・作る 第5章 教科学習と日本語学習をつなぐ 第6章 教科学習に必要な言語力について考える 第7章 子どもの第二言語習得について知る 第8章 日本語という言語を外から見る 第9章 母語・継承語も育てる
■編者・執筆者 ▼編者 西川朋美(お茶の水女子大学大学院准教授)
▼執筆者 窪津宏美(横浜市立市場小学校主幹教諭) 櫻井千穂(大阪大学大学院准教授) 池上摩希子(早稲田大学大学院教授) 齋藤ひろみ(東京学芸大学教育学部教授) バトラー後藤裕子(ペンシルバニア大学教授) 中石ゆうこ(県立広島大学大学准教授) 高橋朋子(近畿大学教授)
▼コラム 松本一子(名古屋柳城女子大学准教授) 樋口万喜子(NPO法人日本語・教科学習支援ネット代表) 坂本昌代(都立高校講師) 青木由香(富山県西部教育事務所外国人相談員) PINILLOS MATSUDA, Derek Kenji(群馬大学講師)
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