自分を勇気づけたり元気になりたいとき、みなさんはどうするでしょうか?ゆっくり寝る、おいしいものを食べる、お笑い番組を見るなど、人によっていろいろありそうですが、実は「おまじない」という、ちょっといい方法があるんです。
「ほっとけ、ほっとけ、ほっとけーきのふとんが ふっとんだー」
このへんてこなおまじないは、ねこがあーちゃんに教えてくれたおまじない。大きな声で唱えれば、恥ずかしいのも、嫌な気分も、心配事も、みーんなどこかへふっとんでしまうのです。あーちゃんのお兄ちゃんが、野球の試合でヒットを打てるか心配しています。ねことあーちゃんはお兄ちゃんにこのおまじないを教えました。
『おばけかぞくのいちにち』(福音館書店)などが大人気の西平あかねさん。本作は、大人も楽しめる、ユーモアあふれる絵童話に仕上がっています。読めばほっこり、元気になれるおはなし。ポジティブな言葉は気持ちを明るくしてくれます。さあ、子どもも大人も、「げんきだしていこう!」ではありませんか。
(出合聡美 絵本ナビライター)
猫があーちゃんに、おまじないを教えてくれました。「ほっとけ ほっとけ ほっとけーきの ふとんが ふっとんだ〜!」一緒にやってみると、恥ずかしいのも嫌な気分も心配事だってぜーんぶ吹っ飛んで、すっかり晴ればれいい気分!ちょっとおかしな「おまじない」と、かわいい絵で読むとほっこり元気になる絵本です。
このゆるんだ感じの色や絵に
なんとも力の抜けるおまじないが
マッチしていて、
二回目からは
子どもたちも
「ほっとけ ほっとけ
ほっとけーきの ふとんが ふっとんだ〜!」
と一緒になって言っていました。
読んだ後、ホットケーキが
食べたくなりました。
(まことあつさん 30代・ママ 男の子11歳、男の子9歳)
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