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子どもと創る「国語の授業」2020年 No68

子どもと創る「国語の授業」2020年 No68

編集: 全国国語授業研究会 筑波大学附属小学校国語研究部
出版社: 東洋館出版社

税込価格: ¥850

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作品情報

発行日: 2020年04月09日
ISBN: 9784491040998

64ページ

出版社からの紹介

〈提起文より〉

特集:国語授業で学級づくり

 自分の考えを臆することなく言い、仲間の言葉に耳を傾け心を寄せる。人に流されることなく、自分なりに判断する強さやしなやかさも併せもつ個が、集団になるとパワーを発揮する。そんな学級をつくりたいと、教師ならばだれもが願う。

 「学級づくり」という言葉通り、学級は教師が子どもと共につくり上げていくものである。それには教師の意図的、計画的な働きかけが必須である。
 
 子どもは学級という集団の中で、様々な体験や学習を通して成長する。思考力、表現力、問題発見力、物事を追究する推進力、コミュニケーション力、持続力といった様々な力の獲得に、学級づくりが影響を及ぼす。同じ活動を行っても学級によって成果に差が見られるのは、そのためである。

 学級づくりは、集団を育むことと、個を鍛えることの両輪からなる。それらを日々の授業の中で培うことが肝要である。中でも指導時数の多い国語の授業は、学級づくりの中核を担う。新学期の指導が、一年間の流れを左右する。

 かつて大村はま氏に代表される優れた指導者らは、数週間にわたる「学級開き」を行っていた。大村氏は中学生に対して、提出物に関する約束事や挨拶といった基本的生活習慣から、学習に臨む態度、ノートのとり方まで細かく指導した。音読や視写、話す・聞く力、メモ力、作文、辞書の使い方など、個の実態を把握すると同時に、それらを鍛える授業開き単元を展開した。小学校段階では、発達段階を踏まえたより一層細やかな指導と配慮が求められる。

 では、国語の授業を通して、個の力を育み、かかわりをつくり出すために、教師はどのような言葉がけや手立てを講じたらよいのだろうか。本特集では、学年毎に、国語授業を通した学級づくりの手立てやアイデアを具体的な実践を挙げて論じていただいた。   (青山由紀)

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