比喩や反復、婉曲など、様々な種類がある文章技法=レトリック。 うまく活用することで言いたいことやニュアンスを効果的に伝えることができる優れた武器ですが、「文法の授業で教えられただけで、どう活用するかよくわからない」という人も多いようです。 そんな人たちに向けて、本書では様々な種類のレトリックを紹介しつつ、文学作品や歌詞、キャッチコピーなど具体的な使用例を挙げながらその効果を解説。 学校や仕事、創作活動やSNSでの発信など、文章を書くことが求められる場面で役に立つヒントを提示します。
【目 次】 はじめに 1 喩えを使って説明しづらいことを表す 2 極端な表現でユーモアを交える 3 語や音を繰り返して強く訴える 4 リズムを整えて詩的に表現する 5 直接的な表現をさけて推測させる 6 独特の演出で人の心をとらえる 7 逆の言葉を使い深みを持たせる 8 曖昧な表現で揺れる心情を暗示させる 9 一語を複数の意味に使い同音の妙を演出する 10 言葉の位置を変えて意味を際立たせる 11 音や流れを整えてドラマティックに 12 先行の文献を生かし説得力を持たせる 引用文献一覧 参考文献 おわりに
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