「きおくって、なに?」 小さな男の子のひたむきな思いが 大好きなおばあちゃんの、なくした記憶をよびもどす。 日野原重明氏の翻訳絵本!
小さなウィルぼうやは、となりのホームにくらすお年寄りの人たちとなかよしです。へいのあなをくぐって、遊びにいきますが、ある日、大好きなナンシーおばあちゃんの「きおく」が見つからなくなってしまったと知ります。おばあちゃんの大切な「きおく」をさがすために、ウィルぼうやがしたことは……。
優しさがにじみ出ている表紙に見とれてこの絵本を選びました。内容もとても温かな感動する物でした。年をとったら記憶を失う事は致し方ない事なのかなと思っていましたがこの絵本を読んで考えが変わりました。大切なのは相手を思いやる気持ちなのだと主人公から学びました。何とかしてあげたいという気持ちこそあれば人の心には響くものなのだと思いました。温かな文章と共に温かい絵もとても素晴らしかったです。主人公の男の子は心から御婆ちゃんを思っていたからこそ御婆ちゃんの記憶を取り戻す事に成功したのだと思いました。 (なびころさん 30代・ママ 女の子1歳)
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