フクロウのアウルには、ずっと夢がありました。ゆうかんで、かしこくて、たくさんの友だちがいる騎士になること。ある日、お城から騎士たちがつぎつぎと姿を消すようになり、騎士の学校はあたらしい騎士を募集します。みごと合格したアウルは、得意な夜の見張りをまかせられますが、お城をおそう恐ろしいドラゴンがあらわれて…。
重厚なテイストの絵と、話の流れからは想像できないオチに、ちょっと驚きました。
アウルはふくろうのこと、ナイトスクールは夜間学校ではないこと、夜行性のアウルが昼前の学校に通えたのだろうか、などと要らぬことを考えていたら、お城の夜の見張りでとうとう恐ろしいものが登場しました。
迫力のない騎士のアウルが、思いもかけない方法で怪物を撃退(?)しました。
虎の威を借る狐的なお話でした。 (ヒラP21さん 70代以上・その他の方 )
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