しろくまくんは、家族の中で一番のおちびさん。お父さんとお母さんとお姉さんとお兄さんと、緑の屋根の大きな白い家に住んでいます。 ある晩、遊び足りなかったしろくまくんは、こっそり家を抜け出して…。ちょっと“赤ちゃん”を抜け出たばかりのしろくまくんつかの間の家出! シンプルなストーリーと、見開きごとに、丁寧に絵を確認するような文章は、ストーリー絵本を初めて手にする子どもたちにピッタリです。 1931年生まれの日本で初めて紹介する作家の絵本です。
娘が幼稚園で借りてきました。
淡々とした語り口でお話が展開します。
しろくま一家の末っ子が夜中に家を抜け出した上に
迷子になってしまうという、けっこうヘビーな展開なのに
ときどき読者に確認するようなフレーズが入るせいか
状況を冷静に確認するような気分になりが
緊迫感は余りありません。
むしろ家族の愛や子供ゆえの危うさとかわいらしさが
いい感じで淡々と伝わります。
手のひらに収まるようなサイズの本で、
文章量もちょうどよく
幼稚園児が集中して聞くにはちょうどいいお話でした。 (やこちんさん 30代・ママ 女の子5歳)
|