エグランタイン・ジェブは、19世紀後半のイギリスに生まれた女性です。1919年に、戦争の犠牲となった子どもたちに敵味方の区別なく食料や薬などを送る「セーブ・ザ・チルドレン」という組織を設立しました。その運動は現在も続き、国際NGО(非政府組織)として30の国で設立され、120の国で子どもたちを支援する活動を行っています。またジェブは、子どもの権利に関する世界初の公式文書「ジュネーブ子どもの権利宣言」を起草しました。その理念は現在196の国と地域が批准する国連の「子どもの権利条約」の基となっています。世界中の子どもたちのために生きた、そんなエグランタイン・ジェブの生涯をコミックで描きます。また、記事ではNGOや、「貧困をなくそう」「飢餓をゼロに」といったSDGs(持続可能な開発目標)についても解説。年表で生涯を簡潔にわかりやすく紹介します。
裕福な家の娘として、幾らでも楽に生きられる人生があった筈なのに、そこから飛び出してもがく姿は、当時の周囲の人達からはなかなか認められなかったようですが、次第に協力してくれる仲間を得ていきます。
その揺るぎない意志の強さで、子供が特に好きという訳ではないのに、子供の為に教育の場に飛び込んでみたり、戦争の影で真っ先に犠牲になっていく子供達のために資金を募ったりと、とにかく子供の為に活動を続けています。
「セーブ・ザ・チルドレン」の団体の土台を作り出した方なのですね。
キャッチーなフレーズを見て、昔からこんなにも人の心に届く言葉を発信していたのだと思うと、活動家としての素晴らしさと共に、言葉のセンスがある人なのだなぁと思いました。 (hime59153さん 50代・ママ 男の子13歳)
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