古来より「恥の文化」の中で謙遜しながら生きてきた日本人。しかし、SNSが人々の心に眠っていた自慢欲求に火をつけた! SNSの発展とともにどんどん高度になっていく自慢テクニック。 実は、清少納言も兼好法師も自慢したくてたまらなかった?! 文庫化を記念して、酒井さんとともに、“恥ずかしがり屋”を自認する小林聡美さんとの爆笑対談を特別に収録。
「マザコン」が罵倒語だった時代ははるか遠く、「僕がいちばん感謝したい人はお母さんです!」と公衆の面前で母親をハグする若者たち。 昔の親は、謙遜のあまりわが子を「豚児」よばわりしていたが、今ではSNSで「ウチの王子」「姫」と堂々と愛でるように……。 古今東西、移ろいゆく「恥の感覚」を名エッセイストが読み解く抱腹絶倒・共感必至の一冊。
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