とらちゃんばすから、運転手さんのぼうしを受け取った男の子。さっそく運転手さんになり切って、出発進行! 目指すは終点『だいどころ』です。
バス停は玄関や階段。もちろんお客さんだって待っています。バス停『といれ』から乗ってきたのは、ぺんたくん。ちゃんと手を洗ったかどうか確認する運転手さん。しっかりしてます。終点は『だいどころ』ですから、何か食べるかもしれないですものね。 それにしても、次から次へと乗ってくるお客さん。とらちゃんばすはあまり大きくないみたいだけれど、みんな乗り切れるかな?
作者は元建築士のいもんのりこさん。いもんさんが描くキャラクターたちの、のびのびとした素直な表情がとてもかわいらしくて、読みながらこちらもつられて表情がころころ変わってしまいます。 親しみやすい雰囲気も心地よく、男の子がやらかしちゃったシーンでさえも、ついほほえましい気持ちで見ることができます。
(近野明日花 絵本ナビライター)
小さい頃、誰もが心から願っていたのでは? 大好きなおもちゃたちが、しゃべって、動いて、一緒に遊んでくれたらなって・・・ そんな空想の翼をいっぱい広げられる子でいてね。 さあ、お気に入りのとら縞模様のバスの運転手さんになって、大好きなお客さんたちを乗せて、とらちゃんばす、出発しまーす。
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