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ニッサン童話と絵本のグランプリの受賞作なのですね。
今まで数冊(はっきりと覚えているのは2冊)しか読んでないから
なんとも言えないのですが、この公募のグランプリ作品は
わりとおとなっぽい雰囲気のような気がします。
この絵本も、漢字がたくさん使われていたし(ふりがなふって
あるのもありますが、ふってないものもある)、文章も結構長かったので
気合いを入れて娘に読んであげました。
・・娘にはちょっとこの絵本のよさがうまくわからなかったかもなあ。
おとうさんおかあさんを亡くしておじいちゃんに育ててもらうこと。
そのおじいちゃんが大事にしていたりんご畑を売ってまで、「ぼく」の
留学費用を作ってくれていたこと。
海外でバイオリンを弾くことできちんと生活していくこと・・
おじいちゃんの気持ちの重みや、やりたいことを(成功するまでには
お金がかかってしまうこと)きちんと成し遂げて行くことの大変さは
「将来なにになりたいか」なんて、ぼやぼやしたままのちびっこには
わからなくて当然ですもの。
でも。
おじいちゃんがやさしいこと。ぼくもがんばっていること。りんごの
甘い匂い。蝉の声。バイオリンの音色の美しさなんかは、想像して
もらえるといいなあ。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子4歳)
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