沖永良部島を生活の拠点にしながら 「笑顔あふれる持続可能な社会づくり」を提案する!
地球と人のためになる暮らし方を見つけた! ロングセラー『正解のない難問を解決に導く バックキャスト思考』の著者 が環境改善や格差社会で限界に達した現代社会のあり方に異を唱え、 沖永良部島を拠点にして「笑顔あふれる持続可能な社会づくり」を提唱する!
【目次】
まえがき 第一章 二三年前、四五歳で沖永良部島と出会って 超氷河期にINAXに入社する リフレッシュ休暇で奄美大島へ。田中一村の強烈過ぎる絵との出合い 次に向かった沖永良部島に一目惚れ 笑い顔と笑い声、ステキで不思議な島の人々 ほか。
第二章 「地球環境と経済は両立しない」─── 会社を辞めて、東北大学へ 五一歳の決断 主力製品セラミック・タイルを作るために いかに無駄な熱を出さないか、いかに短時間で焼き上げるか 焼かないセラミクス「ソイルセラミクス」がアメリカで認められた 「地球環境と経済は両立しない」ことを地球環境戦略室室長として知る 朝から晩までじっくり考えなければ答は出ないぞ
第三章 「この島には何もないけれど何でもある」─── 沖永良部島に移住 僕の住んでいる字は六〇世帯 ヤギと鶏七、八羽と野良猫四匹 車は必需品、パジェロと軽トラと電気自動車 ほか。
第四章 ますます厳しくなる地球環境の中で 心豊かに生きるとはどういうことか 僕が社会人になった時欲しかったもの車、家、バイク 新しい豊かさの価値、ものから心へ 地球温暖化のせいで、今までの価値の延長に豊かさは存在できない 生物多様性の劣化は文明崩壊につながる ほか。
第五章 新しい暮らし方のかたち ─── 制約のあるところに楽しさがある ポジティブ心理学が教えてくれる幸せとは? 制約を肯定して未来から今を見る「バックキャスト」という思考法 我慢しなくても地球環境に負荷を掛けない心豊かな暮らし方がある バックキャストで描いたライフスタイルから 多くの人が求めている心豊かな暮らし方の価値が浮き上がってきた ほか。
第六章 日本人が持っている 素晴らしい思考システムが未来を創る すべてのものに霊が宿っている、いつも神様が見ている 自然は自由に制御できるというヨーロッパ思想 ほか。
第七章 コロナ禍が教えてくれた新しい暮らし方のコツ 仕事の足場を会社から家に変えることで視点が大きく変化 テレワークで都市と田舎の境界が希薄になった ほか。
第八章 それこそが未来の子供たちに渡したいバトン 僕がこの島に惹きつけられたのは 沖永良部島を創り上げた五つのちから ワークとライフに境界のない暮らし方 「五つのち・か・ら」から未来のライフスタイルをバックキャストで描く ほか。
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