どのページを開いても、そこにいるのは「ぜんぶで10」! うさぎが10、鳥が10、へびが10(あれ、へびじゃないのが混じってる?)、きりんが10、てんとう虫が10……。
それぞれ「ねてるこ だーれ」「ぼうしかぶってるこ だーれ」と問いかけがあるので、左右のページ合わせて「10」いる中から絵探しスタート! 似ているけれどちょっと違って、さまざまな表情だからわかりにくいんです。さらにはちっちゃな文字で「あかいリボンのこ どこ?」「さくらんぼ どこ?」とミニクイズがあります。
数えて、探して遊べるカラフルな数の絵本。せべまさゆきさんが描く生きものたちはユーモラスで、1匹、1羽、眺めているだけであれこれ想像が膨らんじゃいます。
せべさんの数える絵本といえば人気なのが『かぞえてごらん ぜんぶで100』(偕成社)。今作はその「10」バージョンで、1から10まで数えられるようになった低年齢の子にぴったり。絵にお子さんが釘付けになっていたら、答えを急がずに、大人も一緒に楽しんであげてくださいね。
(大和田佳世 絵本ナビライター)
うさぎ、とり、さる、てんとうむしなどなど、いろいろな生きものが10ずつならんでいます。探し絵も、数えることも楽しめるカラフルで楽しい絵本。
フランス、オランダ、スペイン、ドイツ、ベルギー、ニュージーランド、カナダ、タイ……世界中で大人気の絵本『ぜんぶで100』。今度は、「10」の数をテーマにして、登場です!
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