おひめさまになりたいと思っている女の子。 きっとたくさんいるよね。 そんな女の子のところに、もし「おひめさま城」からのお迎えの馬車がやってきたら?
こんなドキドキな始まり方をするのが、なかがわちひろさんの絵本デビュー作『のはらひめ』。 主人公まりの夢は、女の子たちみんなの夢。 まりを乗せた金色の馬車は、丘の上にたつお城へと向かいます。 そこでまりは言われるのです。 「ここが、おひめさま城です。このお城では、いまもむかしも、世界じゅうのおひめさまをおそだてしております。しかしながら、おべんきょうは、ちと、きつうございますよ。」
世界中のおひめさまの見たことないほど素敵なドレスが並んでいる部屋で、うすいピンクのドレスを選び、6人のお付きの人が髪を結って冠をかぶせてくれます。 「そうそう、これこれ!」 読んでいるみんながうっとり。好きなおひめさまになれるんだったら、どんなにつらくたってがんばれちゃうよね。 でもその後は少し大変。笑い方、言葉づかい、優雅な食事の仕方。 化けている王子の見分け方、高いりっぱなベッドから落っこちずに寝る勉強。 ガラスのくつをはいて階段を駆け降りたり、リュウと戦うけいこまで!? そういえば、聞いたことのある世界のおひめさまたちは、なかなか大変な経験をしていたような。 でも、まりは立派にやってのけます。最後にまりが選んだおひめさまは……?
画面のすみからすみまで丁寧に美しく描かれた水彩画は、読者を憧れの世界へと連れていってくれます。まりの可愛らしい表情には、作者の全ての女の子たちへの愛情が感じられます。お姫さまになりたい女の子たちの心をとらえて離さない、人気の絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
お姫さまになりたい女の子まりのところに、ある日「おひめさま城」からお迎えの馬車がやってきました。 さっそく、お姫さまになるためのお勉強がはじまりますが…。 お姫さまになりたい女の子たちの心をとらえて離さない、人気の絵本。美しい水彩画がファンタジーの世界へと誘います。
おひめさまになりたいって世界中の
女の子が思うことでしょうが、
想像以上におひめさまって大変ですね。
楽しくてもガハハと大きな口を開けて
笑うのはダメだし、おいしい食べ物を
食べている時もガツガツと食べてはいけません。
お勉強もできて、美しくて、、、と
あれもこれも!!
読んでいるだけでウワーーッとなりました。
お話の最後はしっかりとオチがありましたが、
おんなのこってたくましくなきゃダメですね (ジョージ大好きさん 40代・ママ 男の子7歳)
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